女性の薄毛の種類

この脱毛症は、女性の薄毛の代表的なものといっていい脱毛症になります。

何故このタイプの脱毛症になってしまうのかというと、食生活が乱れてしまったりストレスだったりで、男性ホルモン等が過剰分泌されてしまっているからだというように考えられています。

この脱毛症に付けられている「びまん」という名前ですが「全部均等」というような意味として使われています。

女性の薄毛は、髪の毛が全体的に薄くなってきているタイプの物が多いですので、そう名付けられているようです。

この脱毛症は生活習慣が乱れた事で起こる場合が多いですので、ご自分の生活習慣を見直して改善していく事で治る可能性が高くなってくると思います。



・円形脱毛症

このタイプの脱毛症は突然部分的に円形に髪の毛が抜けてしまうという症状で、女性がなった場合はかなりショックが大きいのではないかと思います。

髪の毛が抜けてしまうと、このまま元に戻らないのじゃないかとか、もっと大きくなったらどうしよう、とかつい考えてしまうと思いますが、それが余計にストレスになって治るものも治らなくなってしまう場合が多いようです。

・瘢痕性脱毛症

これは一般的な薄毛というのとはちょっと違う脱毛症になります。

怪我や火傷等が原因となって生じてしまう薄毛の事をいいます。



            

異常な薄毛


通常髪の毛の8~9割は成長期の髪の毛であるといわれています。
残りの1~2割の髪の毛は、休止期の髪の毛であるといわれていますから、10本に1~2本は休止期という事になります。

髪の毛が100万本あったとしたら、10万本はいつ抜けても不思議はないという状態の髪の毛なのです。

1日に100本位抜けたとしても正常だと思って良いのです。
問題は毛母細胞という細胞が衰えてしまう事によって、成長期の髪の毛が抜けてしまうという事です。

成長期の髪の毛が抜けるようになってしまうと、女性の薄毛というような状態になってしまう事になるのです。

女性の薄毛の原因というのははっきりとした事は分かっていないのですが、男性の薄毛のように、隔世遺伝とか親からの遺伝とかという遺伝的要素は少ないというようにいわれています。
大半はストレスや生活的要因等の外的要因が主に挙げられます。

女性の薄毛というのは、この生活環境を見直したりストレスを軽減させたりするようにすると改善していくという事になると思います。

成長期の髪の毛が、やせ細って抜けて薄毛になるというのは異常な事だと思います。
こうなると髪の毛全体がやせ細っていったり、ボリュームが無くなっていったりしてしまいます。




                

薄毛とフケの関係


女性の薄毛とフケに関してですが、フケがあるから薄毛になるという関係性は無いといわれています。

フケ症になってしまう原因があるという事は、薄毛になってしまう原因もあるという事でもあるのです。

フケが出てきたなと感じたら薄毛に繋がってしまう可能性も高いという事になるのです。女性の薄毛とフケは関係が無いようで有るといっても良いと思います。

何故フケが出るのかというと、頭皮にはもちろん角質層があるのですが、その角質層のバランスが崩れてしまうとフケとして出て来るといわれています。

例えばストレスを感じると皮脂腺の動きが活発化します。
そうなると頭皮の皮脂が増えて来る事になります。

皮脂が増えると毛穴もふさがってきますので、フケも出るようになるし薄毛にも繋がってくる事になるのです。

また、不潔にしていると頭皮も炎症を起こしてしまいますので、そこに髪の毛が生えにくくなってしまう可能性も出てきます。こうなると薄毛になってしまいますよね。

頭皮の毛穴と女性の薄毛というのはとても深い関係があります。

毎日シャンプーをして毛穴に詰まった皮脂を取り除いてキレイにする事が大切になるのですが、ただ単にシャンプーをしてもあまり効果がありません。

出来ればシャンプー前にブラッシングをしっかりして、フケを頭皮から浮き上がらせておく事、これが大切な薄毛予防になります。



               

薄毛の男女差


男性の場合は「ハゲ」のような抜け毛に対して悩む場合が多いです。

女性の場合は全体的に髪の毛が薄くなってきてボリュームがダウンしてしまった事に悩む場合が多いようです。

このように薄毛で悩む理由にも男女差があるように、薄毛になる原因にも男女差があるようです。

まずは薄毛のなり方に対しての男女差ですが、男性の場合は髪の生え際部分が徐々に後退してくるとか、頭頂部が薄くなってくるとかというように所謂「ハゲ」と呼ばれる薄毛が多いのですが、女性の場合は髪の毛全体が薄くなってくるという薄毛が多いようです。

原因は、男性の場合は年齢を重ねた事、肥満、ストレス、睡眠不足等が主な原因であるといわれているようです。

女性の場合は女性特有の原因もあって、例えばポニーテールやお団子ヘア等ゴムやピンを使ってギュッと引っ張って作る髪型を継続的にしている場合、強く毛細血管を刺激してしまうので傷付けてしまう可能性があります。

そうなると抜け毛を助長させてしまう事になってしまいます。
また、シャンプーも合わない物を使っていると薄毛の原因にも成りかねません。

また女性に有りがちなのが過度なダイエットによるもの、ストレス、閉経によるホルモンバランスの乱れ等も薄毛の原因になります。

このように男女では薄毛のタイプも原因も多少差が出てきますので、それぞれの原因に合った対処方法を行う必要があります。



               

女性が薄毛で悩む時代


薄毛で悩んでいるのは男性だけでは無いのです。

薄毛で悩んでいる女性は日本全国でも数百万人はいると言われていて、およそ10人に1人くらいは薄毛で悩んでいる女性がいると言われています。

女性が薄毛になってしまう原因として考えられる事はいくつもあるのです。

代表的な原因としては食生活のバランスが乱れている事、生活習慣が乱れている事、睡眠不足、女性ならではの悩み等、生活習慣病的な事が挙げられます。

どれか当てはまるなと思ったら、改善してみるのも髪の毛の為にも身体の為にも良いかもしれません。

男性なら薄毛になっても、ある程度は覚悟しているというか仕方ないと思う所もあるでしょうけど、女性の場合はそうはいきませんよね。

女性の薄毛は基本的には治る場合がほとんどです。
もちろん治療をする事が必要ですが治る可能性が高いのです。

治療をしてある程度薄毛が改善方向に向かったら、再発しないようにしっかりと予防や対策を練る必要があるのです。